【英文法】関係代名詞のとらえ方と教え方

こんにちは。大学入試対策ブログNew Guide for English Learningへようこそ。

今回は関係代名詞について少しまとめたいと思います。

関係代名詞は皆さんご存じの通り、名詞を説明するはたらきをもっています。

名詞を説明することを「修飾」といいます。様々な参考書でもこのような表現をしていることがよくあります。

それでですね、今回の本題に移りたいと思いますが...

皆さんは中学、ないし高校でどのように関係代名詞を教わりましたか?最初に出てくるのは現在のカリキュラムだと中学3年生になると思いますが、どうでしょう?

指導者の立場から言えば、関係代名詞の教え方は大きく2つに分かれます。

①2つの文が関係代名詞の力で1つの名詞のかたまりになる「2文結合」として教える

②名詞を先行詞として、後ろから名詞を修飾する「後置修飾」の考え方を用いて教える

これは正直教える先生によって分かれるかと思いますが、僕は中学生相手には①(ハイレベルの授業を担当する場合は②)で、高校生相手には②で教えています。なぜ分けるのかというと、中学校文法ではあまり「修飾」という概念を教えないからです。

ただし、中学生もやっぱり②で教えたくなります。それはなぜか。

簡単な話で、①で教えると生徒の学習効率が下がってしまうからです。

「修飾」には様々な型があります。今回触れている関係代名詞はもちろんのこと、形容詞だって名詞を説明しますし、ほかにも"前置詞+名詞句"の形でも可能です。

こんなにたくさんの型があるのに、わざわざ分散させて教えるのはこっちとしても正直面倒です。(笑)

だから、関係代名詞の授業をするときは最初の2時間くらい「修飾」の話をまとめて、そこから本題に入ります。生徒もその方が理解スピードが速いです。

後置修飾にあまりなじみのない方も多いかもしれませんが、先日紹介させていただいた田中健一先生の「英文法基礎10題ドリル」などに詳しく書かれているのでぜひ参考にしてみてください!きっと英語の見方が少し変わるかもしれません。

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