【英文解釈の時間】thatのいろいろ
こんにちは。大学入試対策ブログNew Guide for English Learningへようこそ!
今回はthatのさまざまな用法についてみていきたいと思います。
例文を提示します。
I think that that "that" that the boy said was wrong.
この文を見てください。まあ見てわかる通りthat多いな~って感じですよね。
thatは大きく「指示代名詞」「接続詞」「関係代名詞」の3用法をもっています。
成立は指示代名詞→接続詞&関係代名詞といった過程ですが、ここでは置いておきます。(イェスペルセンとかの話もしたかった...!)
さて、thatに番号を振りましょう。最初に出てくるものから①→②→③→④とします。
それぞれのthatがどのような用法で使われているか、みなさんわかりますか?
①のthatは「接続詞」です。thinkという動詞に対して命題であるthatの名詞節を導きます。
②のthatは「指示代名詞」です。③にも関連しますが、いわゆる「あの」とか「その」って訳すやつですよね。
③のthatはただの名詞のthatです(笑)
ただ、「指示代名詞」でもあるので今回はどちらでも正解です。
④のthatは「関係代名詞」です。前の名詞(③)に対して後ろからSVで説明を加えています。
まあこのくらいだったらわかるし~とか思っている人も中にはいるかもしれませんが、今の高校教育ではこんな凝った文法用語を用いて指導しないし、ましてやこれを正しく理解できる人は教室にいる生徒の半分にも満たないと思ってください。
教育の現状は近年悪化する一方です。その中で私を含めた予備校の人間がどのように改革をしていけるかが鍵となってきます。
どうしてもこの国の教育は地方の学校に対して関心がありません。だから教育格差が注目されて民間試験がどうとかなってしまった。
だからせめてこのブログで地方にいる受験生を支えたいんです。
戦いはまだ始まったばかり。